HomeOracle 新機能3. アーキテクチャーの拡張

3-1. Oracle(オラクル/Oracle10g)の新しいアーキテクチャー

@ データベースファイルの拡張容量の拡張
Oracle 10gでは、エンタープライズ・グリッドコンピューティングの適応するために、Oracle9iまでの512PB(ペタバイト)までの上限を大幅に広げ、8EB(エクサバイト)のUltra Large Databaseをサポートしています。 また、Ultra Large Database環境を高速に分析するために、さらなる高速な検索や高度なデータ・ウェアハウスの構築機能が提供されています。

A DataPump
Oracle Data Pumpは、データを高速にロードするための機能です。データ・ウェアハウス環境へのデータの高速なインポートやエクスポートを可能にします。

データベースのエクスポート

B PL/SQL実行速度の高速化
データベース技術者の多くが利用するSQL言語の拡張言語であるPL/SQLの実行速度が高速になっています。 これは、PL/SQL実行エンジンのチューニングと、コンパイラの改良により実現しています。

C クリティカル・パッチ・アドバイザ
最新パッチの情報をOracleのWebサイトから取得し、表示します。またインストールなどの作業も簡易化することで、管理者の手間を減らしてくれます。

パッチ適用設定
D SYSAUX表領域の追加
SYSAUX表領域は、Oracle(オラクル/Oracle10g)で新たに導入された表領域です。
この表領域にはEnterprise Manager が利用するオブジェクトなどが格納されます。
また管理系のユーザの多くが、デフォルト表領域に、このSYSYAUX表領域を使用していることがわかります。
従来はSYSTEM表領域に格納されていたデータの一部がこのSYSAUX表領域に移動しています。
SYSAUX表領域を使用するユーザ
E Recyclebin領域の追加
Recyclebinは従来オブジェクト削除などの場合に、物理的な削除を行わず、とりあえず論理削除を行うための領域のことです。Recyclebin領域に移動したオブジェクトなどは、フラッシュバック機能を利用して復元することができます。
ごみ箱からの復元
F コストベースオプティマイズのデフォルト化
Oracle(オラクル/Oracle10g)では基本的にコストベースのオプティマイズがデフォルト化されます。オプティマイズとは、SQLを実行するにあたり、索引の使用やテーブルのスキャン方法などを検討し、最も速度の速い実行の計画を立てる機能です。
Oracle9iまではルールベースのオプティマイズが存在していましたが、ルールベースの計画の信頼性がコストベースよりも劣る場合があり、Oracle(オラクル/Oracle10g)では廃止されました。ルールベースオプティマイズは管理者の手間なく計画の立案が可能でしたが、コストベースオプティマイズではテーブル内のデータの統計情報を取得する必要があります。
しかしながら自己管理データベースを実現したOracle(オラクル/Oracle10g)では統計情報を自動で収集できるため、ルールベースオプティマイズからコストベースオプティマイズに移行しても、それほど大きな手間が増えるわけではありません。
テーブルの統計情報

G データ型の追加
Oracle(オラクル/Oracle10g)では2つの新しいデータ型が追加されています。

*BINARY_FROAT
精度の高い数値を扱うためのデータ型です。32-bit IEEE 754形式で浮動小数点データを格納します。 NUMBERデータ型と比較した場合、BINARY_FLOATのほうが、浮動小数点データに対する算術演算速度が速くなります。また、桁数の多い値は、BINARY_FLOATに格納すると、スペースの節約になります。

*BINARY_DOUBLE
BINARY_FLOATと基本的に同じですが、倍精度64-bit IEEE 754形式で浮動小数点データを格納します。

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